阿蘇の北外輪山の麓。高齢化や後継者不足によって荒廃しようとしていた水田が、平成23（2011）年、「阿蘇水掛の棚田」として蘇りました。阿蘇五岳を望む3.2ha、66枚の棚田は、熊本名水百選にも選ばれた「乙川湧水群」の恵みと豊かな土壌によって、美味しい棚田米を生産しています。毎年春と秋には、地元住民やボランティアの手によって、手植え、手刈り、掛け干しなどの作業が行われています。

水掛の棚田は阿蘇カルデラや五岳を眺望することができる数少ない棚田です。来訪された際には大観峰やミルクロードなども巡り、より広い阿蘇の風景、そして大自然と農業の営みとの調和などについて考えてみるいい機会になるかもしれません。

秋の掛け干し風景

通路脇には季節の花々が咲いています

周辺施設

棚田の周辺にはトイレはありませんが、車で12～15分の内牧には「はな阿蘇美」をはじめ、さまざまな観光施設があります。「はな阿蘇美」の対面には「阿蘇草原保全活動センター」があり、阿蘇についての展示や情報発信を行っています。

棚田の周辺にはトイレはありませんが、車で 12～ 15分の内牧には「はな阿蘇美」をはじめ、さまざまな観光施設があります。「はな阿蘇美」の対面には「阿蘇草原保全活動センター」があり、阿蘇についての展示や情報発信を行っています。

アクセス情報

ルート
「阿蘇水掛の棚田」へは「はな阿蘇美」を起点とし、千石橋バス停、小西製材所の２つのポイントから左折し登ると、棚田まで車で行くことが出来ます。

駐車場・トイレ
「阿蘇水掛の棚田」に着くとすぐ右側の棚田１区画が 15台程度の駐車スペースとなっています。
トイレは「はな阿蘇美」「ふれあい水辺公園」などの施設をご利用ください。