山都町中心街と御船町との中ほどに位置する峰棚田。標高350～400mの山中に約450枚の棚田が、江戸末期に築かれました。通潤橋を造った惣庄屋・布田保之助が手掛けた嘉永福良井手（用水路）は御船川で取水された後、７つの隧道（トンネル）を経ながらゆったりと集落全体を巡り、再び御船川へ戻っていきます。約170年前に造られた用水システムが現在も峰棚田を潤し続けているのです。

江戸末期に拓かれた棚田は、現在も継続的な営農（現在50ha、江戸期100ha）が行われています。特に米においては除草剤も使わないため、６月はホタルが飛び交い、幻想的な風景を見ることができます。また、地域を巡るフットパスコースも設定されています。

谷を取り囲むように並んだ棚田

彼岸花とのコントラストも美しい

周辺施設

峰棚田周辺には多くの神社や滝があります。時間に余裕のある方は巡ってみるのもおすすめです。ただし、台風や豪雨などによって道が通れなくなっている場合もありますので、十分注意してください。峰棚田の上（駐車スペース2の上方）には嘉永福良井手百五十周年の碑が建てられています。

峰棚田周辺には多くの神社や滝があります。時間に余裕のある方は巡ってみるのもおすすめです。ただし、台風や豪雨などによって道が通れなくなっている場合もありますので、十分注意してください。峰棚田の上（駐車スペース 2の上方）には嘉永福良井手百五十周年の碑が建てられています。

アクセス情報

ルート
峰棚田は熊本市内から高速を使って約 50分。山都中島西 ICからは国道 445号から県道 152号へと進んで約 20分程度です。

駐車場・トイレ
棚田に差し掛かると道が分岐し、それぞれの突き当りに駐車スペースがあり、その付近がビューポイントでもあります。ただし、作業道で細いので要注意。
棚田付近にはトイレはありません。国道沿いの店舗などをご利用ください。