夏水の棚田の北側には緑川ダムがあり、ダム湖から吹き上げる爽やかな風が稲穂を揺らします。広い面積の水田が並び、訪れる人を感嘆させる美しい棚田です。江戸時代、文政９（1826）年に用水路が建設され、水田の開墾が行われたそうです。約200年間、この棚田は地域の人々によって守られ、受け継がれてきました。

熊本県内の数多い棚田の中でも、広がりのある美しさという点では夏水の棚田は見事です。一つ一つの棚田の面積が広く、柔らかな曲線で構成されているためか、ゆったりとしたやさしい印象を与えます。耕作放棄地も見当たらず、地域の人々の管理が行き届いていることが推察されます。

棚田や法面の柔らかな曲線がやさしい印象

一足先に刈り干しされた稲との対比

周辺施設

車で10分弱の距離には緑川ダムがあります。イベント広場にはダム資料館やスイーツ工房きこりがあり、ダムについて学んだり、食事やお茶を楽しむこともできます。

車で 10分弱の距離には緑川ダムがあります。イベント広場にはダム資料館やスイーツ工房きこりがあり、ダムについて学んだり、食事やお茶を楽しむこともできます。

アクセス情報

ルート
夏水の棚田へも「よんなっせ」を起点にして、ナビを参考に進むのがわかりやすいです。また、下福良の棚田からも 5～ 6分の距離ですから、余裕があれば巡ってみるのもよいでしょう。
※本年中にはフットパスコースが整備予定です。

駐車場・トイレ
棚田の付近にはありませんから、「よんなっせ」か「緑川ダム公園（車で 10分程度）を利用されることをおすすめします。